寒い冬の時期、室温が10℃前後になったら、掛け布団と毛布の2枚重ねがおすすめです。nishikawaのスリープマスターに教えていただいた、冬の寝具を効果的に使い、あたたかく眠るコツをご紹介します。
体と布団の間にできる小さな空間を寝床内環境(しんしょうないかんきょう)といいます。
季節を問わず、理想的な寝床内環境は温度33±1℃、湿度50±5%(RH)です。
その環境に近づけるためには、季節をあわせた寝具選びが大切です。
快適な眠りには、保温性だけでなく、汗によって布団の中に発生した湿気を吸湿・放湿させて湿度を調整する機能も寝具には求められます。
保温性と吸湿性に優れた羽毛布団は、寒い冬の快適な睡眠環境を保つ理想的な寝具です。
室内のこまめな換気によって室温が下がったまま就寝すると、冷えで睡眠の質が低下したり、風邪の原因にもなります。
換気後は、冬場の理想的な室温=10℃以上になるように、室内を暖房であたためましょう。
また、乾燥も気を配り、理想的な湿度=50±5%になるように、加湿器などを活用して調整してください。
濡れたタオルを部屋に干しておくのも、加湿の有効手段です。
そして就寝中は、寝具でしっかり保湿しましょう。
布団の中が冷えていると、血管が収縮して冷える原因になります。換気によって、室温が低下していたら寝具も冷えてしまうため、就寝30分前から、湯たんぽや加温機能がある寝具を利用して、布団の中をあたためるのがおすすめです。
また、シーツやカバー類などをあったか機能素材や起毛素材にすると、布団に入ったときのひんやり感が和らぎます。
※資料提供 nishikawa株式会社