睡眠習慣を改善しよう
私も身に覚えがあることですが、夏休みなど長期のお休みで生活リズムが乱れて、睡眠時間が不規則になったことありませんか?
お子さまの生活のリズムを整えるためにも、睡眠習慣を改善することは大切です。
質の高い睡眠は、心身の疲れをとるだけでなく、脳の疲れを回復し、集中力アップにも繋がります。
西川の社内研究機関「日本睡眠科学研究所」が、正しい子どもの睡眠習慣づくりのポイントとおすすめアイテムをご紹介します。
子どもの眠りと成長には深い関係が
子どもの理想の睡眠時間は、9時間〜10時間といわれています。
ただ眠ればいいというものではなく、子どもの脳を作り・守り・育てるためには、質も高い睡眠をとることが重要です。
眠っている間に、身体をつくるのに必要な成長ホルモンが分泌されます。その成長ホルモンには、骨を伸ばし、筋肉をつくり、記憶力や病気への抵抗力を高めるなど、たくさんの役割があります。
成長ホルモンは、眠り始めて3時間程度までの深い眠りの時に、集中的に出るので、子どもの睡眠ができる環境を整えてあげることが大切です。
質の高い睡眠で、慣れない学習環境でも集中力を維持
子どもはしっかり眠ることで、経験したことや日中に覚えたことを何度も頭の中で再生して確かめたり、昨日までの知識と合わせたりして知識を記憶として定着させていきます。また、脳の疲れを回復させ、フル稼働できるように準備することで、集中力をアップさせます。そして、脳の成長を促し、情報量をどんどん増やしていきます。
学校や家庭学習のほか、オンライン授業など、慣れない学習環境での集中力を維持するためにも、質の高い睡眠が必要です。
生活リズムを整える、正しい睡眠習慣づくり
正しい睡眠習慣づくりは、夜だけでなく、1日を通して良い眠りにつながる行動をすることが大切です。
朝起きる時間から夜寝る時間を親子で決めて、実践するようになると、次第に自分のペースができ、自然と眠たくなるようになります。
毎日同じ時間に起きて、朝日をしっかり浴びましょう。1日の基礎となる朝ごはんをきちんと食べることも大切。
日中は、しっかり遊び、勉強すると、適度な疲労感が生まれ、夜眠りやすくなります。昼食後のお昼寝は15分程度に。
眠る2時間前までに夕食を済ませ、ぬるめのお風呂に入りましょう。入浴で体温を上げておくことで、寝つきがよくなります。
テレビ・ゲーム・スマートフォンなどの明るい光は、脳を覚醒させる作用があるので、眠る前はできるだけ見ないように。
毎日同じ時間に布団に入り、睡眠時間は十分とりましょう。
子どもの睡眠習慣を整えることは、自宅学習やオンラインでの授業が増えている今、ますます大切なポイントとなっています。
より良い眠りの観点から、ぜひお子さまの生活リズムを見直してみてはいかがでしょうか。