ぐっすりのコツ
2022/06/27

<第1部>「第3回 眠りセミナー」の様子をお届け

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4月15日に開催した、オンラインLIVE「第3回 眠りセミナー」。
今回も西川のスリープマスター富下さんを講師に迎え、「第1回初級編」、「第2回中級編」に続いてさらに深い内容へと展開。前回までのおさらいをしながら、視聴者の方から寄せられた“お悩み相談”も交えてお届けします。
毎回大好評の「ストレッチ法」など、今すぐ実践できる情報が満載ですよ!

   
西川スリープマスターとは?
「西川」は、今年で創業456年目を迎える寝具メーカー。日々より良い眠りと寝具についての研究を行い、その研究のなかで得た豊富な知識をもつ眠りのプロフェッショナルを「スリープマスター」といいます。
寝具選びなど眠りのことでわからないことあれば、全国の西川寝具売場で気軽に相談できますよ。
 

おさらい 「良い眠りのための3つの要素」


第1回、2回では、質の良い眠りには3つの要素があるというお話をしました。

 「規則正しいリズムを整える」
ポイントは、朝起きたら太陽の光を浴び、朝食をとって、体内時計をしっかり整えること。

 「快適な寝室環境」
寝室の環境だけでなく、自分の気持ちを眠りモードに切り替えることが重要。
効果的な入浴法、照明、ストレッチを取り入れるのがおススメ。


 「体に合った寝具」
掛けふとん、マットレス、まくらなど、自分に合ったものを使うことが大切。

これら3つはあたりまえのようですが、それができてこそ上質な眠りが実現するのです。


 

理想の睡眠時間とは


確保したい睡眠時間は「7時間」です。
寝ている間、私たちの脳や体内では記憶の整理や疲労回復などあらゆる修復や整備が行われていますが、それに必要なのが約7時間といわれているんですね。
もちろん個人差がありますので、日中眠気を感じるようであれば、睡眠が足りていないというサインだと思ってください。翌朝元気に活動するためにも、しっかりとご自身を労わってあげてくださいね。

ちなみに、休日の寝だめの許容範囲はプラス2時間。これ以上寝すぎると、体内時計が大きく乱れてしまいますので注意しましょう。

ただ、年齢によっても睡眠の形は変わります。



―― (りゅうくんママさん) 歳のせいか長時間眠れず、休日でも5時間くらいで目が覚めてしまいます。また、どれくらいの睡眠時間がベストなのでしょうか?

(スリープマスター) まず、年齢とともに眠れなくなるのは自然なことなんです。赤ちゃん、幼児期、成人期と成長とともに変化し、老人期の眠りは浅く短くなります。
ただ、年齢に関わらず、睡眠には適度な活動量が必要です。長時間動かないでいると体内リズムも乱れがちになるので、体操や散歩をするなどして日中の活動度を増やしてみてくださいね。
でも、無理して長く眠ることがすべてではありません。日中眠くなることなく元気に活動できていれば、あなたにとってその睡眠時間は足りているという指標でもあります。

 
国立精神・神経医療研究センターの「睡眠に関するセルフチェック」では、ご自身の適切な睡眠時間をチェックできますので目安にしてみては?


―― (キャボさん) 睡眠時間は7時間が適切とのことですが、私は早朝にゴミ出しなどをしなければならず、二度寝をしている状況です。二度寝で合計7時間寝ても、体に影響はないでしょうか。

(スリープマスター) 基本的には夜にまとめて寝ることを推奨していますが、日中に眠気を感じる場合は午後の「仮眠」を取り入れることをおすすめします。一度起きて外に出ると光の影響で交感神経が高ぶり、体温も上昇し、再度眠れたとしても質は浅くなる傾向が高いです。
午前中はそのまま活動して、午後眠くなった時に上手に仮眠をとってみてください。7時間はあくまでも目安のため、ご自身が日中眠気を感じていない場合は、そこまで気にする必要はありません。



―― (たいやきさん) 育児中でお昼寝にもこだわりたいのですが、おすすめグッズはありますか?

(スリープマスター) お子さまのお世話でご自身の睡眠時間を確保できないという方も多いでしょう。ぜひお昼寝をおススメします!
理想は、15分程度12~15時の間にとること。長過ぎたり、遅くにとると夜の眠りの質に影響してしまうのでNGです。寝るときは、深く眠入らないようにするのがポイント。完全に横にならずに、傾斜がつく椅子で眠るか、クッションを使って机に伏せるような形で寝るとよいでしょう。



<お昼寝におススメ> こねむりプラス 
 

寝具について


寝具も衣替えの季節。オフシーズンの羽毛布団の収納法についてお話しましょう。
収納する前には、天気のよい乾燥した日の10~15時頃、片面1時間ずつ干すのがベスト。陽に当てる場合は、布団の側生地が傷んだり汚れたりしないように、必ずカバーで覆ってください。取り込んだら、専用バッグやシーツなどに包み、防虫剤を入れて湿気の少ないところで保管します。羽毛が潰れてしまわないよう、他の布団の一番上に置くようにしてくださいね。



―― (ストロベリーさん) 季節により寝具を切り替えるタイミングが難しいです。冬の羽毛布団と薄手の羽毛布団の差が大きいので、綿毛布やガーゼケットなどと合わせた快適な方法を教えてください。

(スリープマスター) 室温によって寝具の組み合わせを変えることで、睡眠中、心地よい温度・湿度を保つことができます。 例えば室温が20度前後なら、0.7~1.0㎏の羽毛掛け布団1枚。25度前後になってきたら、羽毛掛け布団なら0.3㎏、合繊掛け布団なら0.5㎏くらいの軽めのものがおススメです。冷え性や代謝が落ちている方は、ブランケットを追加するなどして調整ください。

 

―― (うさぎの嫁は蛇さん) 羽毛布団は、購入時の袋に入れて保管するのがよいのですか?

(スリープマスター) 購入時に羽毛布団が入っていた通気性のある袋の場合は問題ありません。 通気性のある布や糊のついていないシーツなどで包んで収納していただくのもおすすめです。


―― (おいもですさん) 布団や枕の寿命ってどう見分ければ良いのでしょうか?

(スリープマスター) 羽毛布団は、平均10年程度といわれていますが、あたたかさを感じなくなったり、羽毛の吹き出しが始まったりしたら、お手入れ・新調のサインです。 枕は、ウレタンや綿など柔らかめの素材は2~3年が目安。パイプなど硬さのあるしっかり目の素材は3~5年程度。高さが合わないと肩や首の不調に繋がる場合もあるので、「枕の高さが足りなくなってきたな」などと感じたら、新調もご検討ください。


続きの「<第2部>「第3回 眠りセミナー」の様子をお届け」は、ただいま準備中です。
記事の公開まで、しばらくお待ちください。

 
コメント
6件のコメントがあります。
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  • 自分に合う物を探すのはなかなか難しいですね
    セミナー楽しみにしています
  • 載せていただき、ありがとうございました^_^ 次回のセミナーも楽しみにしております。おやすみなさい😴
  • 自分に合った枕を見つけたいと思います。
  • 2022/07/01
    今まで自分に合う枕を求めて、沢山の枕を試してきました。〇〇医師が勧めるとか、高反撥、低反撥
    、パイプ枕、枕外来が勧めるキッチンマットとバスタオルで作る枕まで・・・そして、3年位前にエアウィーブに出会いました。使い初めはとても良かったのですが、年々合わなくなってきて、中の物を足しましたが中々シックリこないのが、今の現状です。
    本当に枕選びは、大切だとかんじていますが、枕と布団との関係も一緒に見直さないと効果がウスイと思いました。
  • 2022/06/30
    自分に合う商品ってやっぱり実際に寝てみないとわからないので
    選択が難しいです。
    体格や寝る体勢によってのアドバイスなどチャートで判別できるようなものがあるとうれしいなと思います
  • 室温による、寝具の組み合わせのアドバイスをありがとうございました。
    急に暑くなって、今は、綿毛布を使用しています。冷房を使用しても、真夏に暑くなるので、ガーゼケットが気になっています。
    ネットや、カタログで5重の物をよく見ますが、真夏には暑いでしょうか?
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