好況をいただいた「第1回 眠りセミナー(2021年4月開催)」
みなさんからの熱いご要望を受け、9月3日にオンラインLIVE「第2回 眠りセミナー」を開催しました。
今回の講師は、西川のスリープマスター富下さん。
前回のセミナーテーマ「睡眠の質」をさらに深掘りした「眠りのアドバイス」や「寝具のお手入れ方法」、第1回に続き「眠る前のストレッチ法」などなど、上質で快適な眠りのヒントを伝授していただきました。
今回は第1部と第2部に分けて、その内容を、特に注目ポイントをPICKUPしながら、ダイジェストでお届けします!
西川スリープマスターとは?
「西川」は、今年で創業455年となる寝具メーカー。快適な眠りのための研究を、日々重ねて続けています。その研究のなかから得た多くの知識を蓄えた眠りのプロフェッショナルを「スリープマスター」といいます。
寝具選びなど眠りのことでわからないことあれば、全国の西川寝具売場で気軽に相談できますよ。
なぜ眠るのか?
まだ解明されていないことが多い「睡眠」のこと。だからこそ眠りに関する悩みはつきないものです。
「睡眠をとる時間がない」「短時間で深い睡眠を得るにはどうしたらいい?」
そんな悩みについてお応えします。
<スリープマスター解説>
良い眠りのためには3つの要素があります。
この3つを整えることで、快適で、深い眠りに近づくことができるんです。
1つ目に最も重要なことは、太陽の光を浴びること。
光を浴びることでその日の夜眠るために必要なメラトニンという睡眠ホルモンのタイマーがセットされます。
2つ目は、寝室の環境づくりも大切ですが、自分を“寝るモード”に切り替えることも大事。
私たちの身体には、深部体温(身体の内部の温度)が下がり始めたときに眠気が高まるというリズムが備わっているのですが、体温を下げるためには、その前に「入浴」で体温を上げるのが効率的なんです。
ポイントは入浴の仕方です。遅くとも寝る1時間前までに入り、約40℃のぬるめのお湯に15~20分ほど浸かるのがおすすめです。
3つ目の要素、寝具については、次のテーマでお話しましょう。
眠りを深くするための寝具選び
寝具は、自分の体に合ったものを選ぶことが大切です。
自然な寝姿勢を保てるように体を支える「敷き寝具」と「枕」、そして「掛け寝具」。
それぞれ、選ぶときのポイントは?
<スリープマスター解説>
- 「敷き寝具」選びは、S字曲線の体にフィットするクッション性があるか、そして、体を適度に支える硬さがあるか、この相反する2つの機能を持っているかがポイントです。
- ↑こちらの西川おすすめの「[エアーSI]マットレス」は、クッション性と通気性に優れている新ウレタンフォームを使用。点で支える独特な凹凸構造が体圧負荷を分散し、自然な寝姿勢を保持することができます。
- 「枕」選びで重要なのは、仰向け寝・横向き寝の“2つの高さ”を知ること。後頭部と首の後ろの隙間を埋めるのが「枕」の役割です。西川にはこの2つの高さを網羅できる商品がありますが、測定器を使ってより自分にフィットした「枕」をオーダーメイドするのも一案です。
◎ 仰向け寝のポイント「頭と頸椎を自然な形で支えられるか」
◎ 横向き寝のポイント「肩幅分に対応する高さをしっかり支えられるか」
- 「掛け寝具」で大切なのは、布団内の適切な温度・湿度を保つこと!睡眠時の理想の温湿度は33±1℃、湿度は50±5%。室温に合わせて組み合わせるとよいでしょう。例えば、これから寒くなり室温が15度前後のときは、羽毛掛け布団1.0〜1.2㎏1枚掛けるのが適当です。ぜひ寝具も、季節に合わせて衣替えしましょう!
寝具のお手入れと冬準備
夏布団のお手入れと冬支度の季節。アイテムによって取り扱いやメンテナンス方法が異なりますので、取り扱い表記や注意書きに従って正しく行いましょう。
お手入れ方法については、本サイトでも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
<スリープマスター解説>
- お洗濯は、自分がしたいと思うタイミングでOK!ですが、できれば汚れやすいピローケースなどの頭の周りは、夏期は毎日、冬期は2~3日に1回の洗濯をおすすめします。
- 羽毛布団は、使用前に干して湿気を取り除きましょう。月1~2回、天気がよく乾燥した日の10時~15時頃、片面約1時間ずつ干すとよいでしょう。直接日光に当てる場合は、カバーで覆って羽毛を守ってあげてくださいね。
もし、フェザー(羽軸の硬い部分)などが突き出ていたら、裏側からつまんで布団の中へ引き戻しましょう。引き抜くと、穴ができてそこから羽毛が出てきてしまいます。この知識、ダウンジャケットでも使えますよ♪
引き続き、第2部もお楽しみください。