ぐっすりのコツ
2023/11/29

冬寝具の2つのポイント「保湿」と「湿気の発散」

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朝の冷え込みで、いつまでも温かい布団に包まれていたい・・・そんな季節になりました。

布団の中って、なぜこんなにぬくぬくと気持ちいい環境なのでしょう。
今回は、そんな環境を作っている冬の寝具のことをお話ししたいと思います。


 
冬の寝具に求められるのは・・・
 
その1 体温を閉じ込め、外の空気を通さずに温かさを保つこと
その2 寝汗により発生した湿気をふとんの外に上手に逃がして、快適な環境を保ってくれること

1つ目は、布団に入ると冷たい空気がシャットアウトされている感じがするので、「うんうん」と納得される方も多いでしょう。

2つ目のポイントになるのが、寝汗。
寝汗による湿度が、布団の中の環境を左右します。


 
湿度を布団の外に逃す

健康な成人は、睡眠中にコップ1杯の汗をかくといわれています。
これは体温調整をしながら、深い眠りに導くために欠かせない生理現象。

その汗の湿気を、布団の外に逃してあげなければ、内側はすっかり蒸れた状態になり、眠るのに心地よい環境にはほど遠くなります。

そこでおすすめなのが、羽毛布団
羽毛布団は、布団の中の湿度を空気中に発散させる「放湿性」と、布団の中の湿度を適切に保つ「吸透湿性」を併せ持っているため、寝汗によって発生した湿度を布団の外に逃し、快適な環境を保ってくれます。

もうひとつおすすめなのが、ウールやカシミヤなどの天然素材の毛布
これらの毛布は、湿気を吸ってくれる力に優れているだけでなく、吸った湿気を熱に変える働きを持っているそうです。


 
アクリル素材などの毛布は羽毛布団の上に

アクリル素材など合成繊維の毛布は、汗を吸ったり吐いたりすることが難しいため、布団の中の湿度が上昇し、蒸れた状態になります。
掛け布団の内側で使用するのは、あまり適していません。

そこでおすすめなのは、合成繊維の毛布を羽毛布団の上にかけること
温かさをしっかり閉じ込めてくれます。




冬の寝具には、いろいろな種類があります。
ご自身が使用している冬の寝具の素材や特性にあわせて、快適な睡眠環境をつくりましょう。


   
コメント
14件のコメントがあります。
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  • 2023/12/14
    快適な睡眠環境を作ることが、大切なんですね。参考になりました。
  • 羽毛布団で寝ています 真冬は毛布も追加します
  • 羽毛布団で寝ています、軽くて動いてしまうので足元に長座布団を1枚かけて寝ています。
  • 2023/12/11
    羽毛布団はからだにまとわりつくのが苦手です。今は1枚でも軽くて暖かい毛布だけで寝ています。
  • 真夏以外は、羽毛布団を使っています。
    冬の羽毛布団と合い布団。
    湿度と温度を快適に保ってくれるのは嬉しいですね♪
  • 2023/12/09
    毛布を上か下か論争、以前にも聞いたことがありましたが、
    長年の癖でどうしても下にしてしまっていました。
    あの毛布の肌触りがどうしても抜け出せなくて…
    シーツが直というのがなかなか合わないんです。
  • mog
    2023/12/06
    そういえば、羽毛布団の上に毛布を掛けた方が暖かいよ!って母から何度も言われていました。聞き流していましたが、本当にそうだったんですね!やってみます。そして母にも感想を伝えようと思います。
  • 2023/12/06
    冬は眠るときに寒いのに、朝起きると汗びっしょりということがあります。布団の使い方を気を付けたいと思いました。
  • 性能を理解して使いたい!!
  • 自分の体温だけではなかなか快適に眠りにつく事ができないので最近は布団乾燥機の力を借りています。それでも朝方は寒々として目が覚めることがよくあります。布団の特性をいかした効果的な保温法を取り入れ、冬の睡眠を更に快適にしたいと思います。
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